トモセラピー治療には、どのような効果があるのでしょうか。トモセラピーを用いた治療は、がん病巣へ高線量を照射しながらも、周囲の正常な臓器への負担を減らすことが可能です。
ここでは、治療によるメリットやデメリットについて解説しています。
トモセラピーによる治療は、照射前にCTでがんの位置を確認し、治療計画時のCT画像とも見比べ、ミリ単位で照射位置の補正をおこない的確に照射します。従来の治療と比較して、トモセラピーを用いた治療では照射部位のズレが修正でき、病巣に集中照射できる点が特徴です。
トモセラピーの治療は、リング状の装置の中を寝台が移動しながら放射線を照射していきます。らせん状に連続して照射できるため、いびつな形状のがんや、多発転移のがんでも一度に治療が可能です。
トモセラピーによる治療は、1回15~20分ほどで終了します。従来の放射線治療の場合、正常な組織へのダメージを軽減するために、線量を弱く調整して、治療回数を多くしていました。
トモセラピーなら、照射の強さを細かくコントロールしながら、がん病巣にのみ高線量で照射ができます。そのため、比較的副作用が軽くなり、状態によっては通院治療が可能です。
がんの形状に合わせながら、360度さまざまな方向から連続して照射ができます。がん病巣へ焦点を当てながら、周囲の正常な組織へのダメージを軽減できるメリットがあります。
トモセラピーによる治療は、がん病巣へ集中的に放射線を照射できるため、がん病巣の周囲にある正常な組織への影響が少なくてすみます。
従来の放射線治療と比べて、身体にかかる負担が軽くなることから、患者にとって優しい治療とも言われています。
しかし、副作用がまったく見られないわけではありません。放射線治療中に生じやすい早期合併症や、照射後数年ほど経過してから晩期障害があらわれることもあります。
副作用による症状や程度には個人差が見られるため、副作用が強く現れた場合や心配な方は、担当医へ相談して対処することが大切です。
治療回数は、がんの部位や病状によって異なりますが、数回から30回ほどがになるといわれています。正常な細胞は、放射線照射によるダメージを受けても修復力が高いため、速いスピードで回復することになります。
しかし、がんは放射線照射のダメージを受けると、細胞の遺伝子に深い損傷を受けるため、回復に時間がかかります。がんが回復するまでの間に、がん細胞の減少や死滅させるため連続して通院することから、通院の負担が増す可能性もあります。
参照元HP:セカンドオピニオン情報サイト(https://doctor-sato.info/blog/tomotherapy-radiationtherapy/)
トモセラピーは特殊な治療装置を使用するため、治療をおこなっている施設が限られている状況です。治療をおこなえる医療機関が近隣にない場合、通院の負担が増す可能性があります。
従来の治療法と比べると、照射部位のズレを速やかに修正でき、腫瘍に集中的に照射ができるのがトモセラピーです。周囲の正常な組織へのダメージを軽減でき、比較的副作用が軽い方もいます。
ただ、副作用がまったく現れないわけではなく、症状の程度にも個人差があるため、心配な方は担当医へ相談するようにしてください。
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