トモセラピーを導入している都立駒込病院について調査しました。
都立駒込病院のトモセラピー治療は、前立腺がんや頭頚部がん、脳腫瘍や直腸がんなどを対象に実施されています。
これらのがんは正常臓器が近接しており、高精度な放射線治療が求められるため、トモセラピーの特色が生きるのです。同院でのトモセラピー治療はすべて保険診療の取り扱いとなります。
都立駒込病院については、トモセラピーの実績がある病院として特集ページでも詳しく紹介しています。
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トモセラピーの実績がある
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(特集ページへ)
トモセラピーにはIMRT(強度変調放射線治療)とIGRT(画像誘導放射線治療)の機能が備わっており、それぞれの技術を活かして前立腺に放射線を集中照射できます。
同院では、前立腺がんの治療にはVeroというピンポイント照射装置も併用し、治療効果を高めています。
参照元HP:都立駒込病院公式HP(https://www.cick.jp/houshasenchiryou/prostate_faq/#prostate_faq10)
都立駒込病院では、トモセラピーなどの高精度放射線治療装置の導入に伴って、IMRT(強度変調放射線治療)の実績が年々増加傾向にあります。
具体的な数字としては2020年実績で508件のIMRTが行なわれ、うち前立腺がんが113件、頭頚部がんが56件となっています。
参照元HP:都立駒込病院公式HP(https://www.cick.jp/houshasenchiryou/results/)
トモセラピー治療を受けるにあたっては、まず放射線医による診察を受け、その適応について判断することになります。治療可能であれば、改めてがんの状態を詳しく精査し、綿密な治療プランを立てていきます。
計画から治療開始までの期間はがんの種類や状態によっても異なりますが、最短で1週間程度を要します。
都立駒込病院はがんと感染症の専門病院として広く知られています。がん診療においては東京都がん診療連携協力病院、感染症病院としては第一種・第二種感染症指定医療機関として多くの患者さんを受け入れています。
近年では、生活習慣病その他の疾患についても力を入れるようになっています。
施設名 | がん・感染症センター 東京都立駒込病院 |
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診療科目 | 消化器内科、循環器内科、血液内科、肝臓内科、糖尿病内科、腫瘍内科(化学療法科)、精神腫瘍科、感染症科、呼吸器内科、脳神経内科、腎臓内科、膠原病科、総合診療科、緩和ケア科、小児科、食道外科、肝胆膵外科、胃外科、大腸外科、乳腺外科、呼吸器外科、整形外科、リハビリテーション科、骨軟部腫瘍科、脳神経外科、皮膚腫瘍科、形成再建外科、腎泌尿器外科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、頭頸部腫瘍外科、歯科口腔外科、麻酔科 |
所在地 | 東京都文京区本駒込3-18-22 |
診療時間 | 予約受付時間月~金9:00~17:00/土9:00~12:00 |
休診日 | (記載なし) |
電話番号 | 03-3823-2101 |
駐車場の有無 | 242台(有料) |
URL | http://www.tmhp.jp/komagome/ |
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