緩和ケア病棟がある聖路加国際病院について調査しました。
聖路加国際病院の緩和ケアは、患者さんの生命・生活の質を大切にし、その人らしい日々を送れるよう身体的・精神的苦痛を和らげるよう努めています。
治療方針は患者さんとの相談のもとで主治医が決定しますが、症状緩和について専門的なアドバイスを行なうというスタンスです。
「そもそも緩和ケアって何?」という方は、こちらもチェックしてください。
早期と終末期で異なる緩和ケアの目的や、放射線治療で痛みを軽減する緩和照射についてまとめました。
4年前にパートナーが、聖路加の緩和ケアで最期を迎えました。いま思い返しても最期の時間を、聖路加で過ごす事ができて本当に良かったと思います。患者本人や家族にとって、厳しく辛い時間になるところをドクターやナース、ボランティアの方々に支えられ、そして精神的にもとても救われました。
現在はチーム医療の体制がもっと強化され、薬剤師の方も入れて副作用対策を積極的に行ってくれています。点滴センターもますます快適な環境となり、忙しいのにいつも明るく丁寧なスタッフ・先生方の笑顔やはげましに、毎回元気をもらって帰ってきます。がんは病院と長〜くつきあう病気。そして信頼関係がとてもとても大切な病気です。いつも「この病院と出会えてよかった」と思いながら通っています。
緩和ケア病棟では、患者さんの負担になるような処置や検査、単なる延命のための治療は行ないません。
症状緩和のための治療を適宜行ない、少しでも患者さんらしい生活を送れるようなサポートを提供しています。そして、患者さんにとって大切なご家族もケアの対象です。
聖路加国際病院の緩和ケア病棟は全23床、有料個室が10床、無料個室が13床という構成です(2022年1月時点)。
個室によって間取りが異なりますが、患者さんの症状に応じて適切と考えられる部屋をスタッフが判断してくれるので安心です。
緩和病棟の病床数 | 23床(2022年1月時点) |
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部屋タイプ | 有料個室10、無料個室13(2022年1月時点) |
外来通院の患者さんやご家族に対して、がんや他の病気の治療と併せて苦痛を和らげる治療を提供します。
退院後に在宅療養を選択される患者さんには、訪問看護ステーションや地域の医療機関と協力して在宅ケアのバックアップも行なっています。
聖路加国際病院は、キリスト教精神のもと「患者さん中心の質の高い医療サービスを提供する」というミッションを掲げる、500床規模の総合病院です(2022年1月時点)。
2020年には、厚生労働省から高度な医療を提供する特定機能病院の承認※を受けています。
施設名 | 学校法人聖路加国際大学 聖路加国際病院 |
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診療科目 | 一般内科、一般内科、呼吸器センター(呼吸器内科、呼吸器外科)、腎臓内科、血液内科、感染症科、内分泌代謝科、リウマチ膠原病センター、心血管センター(循環器内科・心臓血管外科)、小児総合医療センター(小児科・小児外科・Well Baby Clinic)、消化器センター(消化器・一般外科、消化器内科/内視鏡内科、ヘルニアセンター)、ブレストセンター、形成外科、整形外科、皮膚科、女性総合診療部、遺伝診療センター、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、脳神経センター(脳神経外科、神経内科、神経血管内治療科)、リエゾンセンター(精神科、心療内科)、救命救急センター、放射線科、放射線腫瘍科、緩和ケア科、病理診断科、麻酔科、腎センター(腎臓病クリニック)、リハビリテーション科、人間ドック科、ロボット手術センター、スポーツ総合医療センター |
所在地 | 東京都中央区明石町9-1 |
診療時間 | 予約制につき要問い合わせ |
休診日 | 土日・祝祭日・年末年始 |
電話番号 | 03-3541-5151 |
駐車場の有無 | あり(台数は不明) |
URL | http://hospital.luke.ac.jp/index.html |
がんの方の生活の質を高めるための「緩和ケア」について紹介しているサイトです。主治医に「治療がない」と言われた方でも受けられる可能性がある治療についてもまとめています。