トモセラピーを導入している東京大学医学部附属病院について調査しました。
東京大学医学部附属病院のトモセラピー治療は、2014年10月より開始されました。
寝台を頭尾方向に移動させながら、身体の周りを回転するように放射線を照射する放射線治療で、複雑な形状の腫瘍に対して従来よりも正確な照射が可能となりました。
大学病院や公立病院などで医師から「治療法がない」と言われても、治療の可能性がゼロになったわけではありません。
保険診療は治療の範囲が限定されているため、「(保険診療の範囲内では)適用できる治療がない」という意味で使われていることが多くあります。
このサイトでは、「これからは緩和ケアに専念してください」と言われた方のために、緩和ケアについての情報を発信するとともに、まだ受けられる可能性のある治療法についてもまとめています。
私は何か体の変化があったり、分からないことがあったりすると、先生、技師さん、看護師さんによく相談しました。治療をうまく乗り切るにはとにかく色々相談をすることだと思います。その結果、特に困ることなくあっという間に治療が終了しました。
放射線科を受診する前に手術を受けた婦人科で放射線治療の副作用などの説明を受けました。「熱」「だるい」「吐き気」「むくみ」「下痢」「ひん尿」など......。実際に治療を開始し、12週間経った頃に1日に13回程度の下痢になりましたが、その他はありませんでした。この程度の副作用ならば通院で治療を受ける人の方が多いという話もうなずけます。
東京大学医学部附属病院における2020年の放射線治療実績は1071名、そのうち強度変調放射線治療は251名に上ります。
内訳としては頭頸部がんが73名ともっとも多く、次いで子宮頸がん25名、前立腺がん22名、肺がん18名と続きます。
参照元HP:東京大学医学部附属病院公式HP(http://www.u-tokyo-rad.jp/equipment/record.html)
東京大学医学部附属病院の放射線治療部門は完全予約制となっており、トモセラピー治療を希望される場合は事前の電話予約が必要です。
初診時には計画作成用にCTを撮影し、治療の可否も含めて正確な診断が行なわれます。セカンドオピニオン目的の受診も随時受け付けています。
東京大学医学部附属病院は160年以上の歴史を有する、日本を代表する大学病院のひとつです。
診療・教育・研究という大学病院の使命を通じて、すべては患者さんファーストという信念のもとにより良い医療を目指しています。
施設名 | 東京大学医学部附属病院 |
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診療科目 | 総合内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、腎臓・内分泌内科、糖尿病・代謝内科、血液・腫瘍内科、アレルギー・リウマチ内科、感染症内科、脳神経内科、老年病科、心療内科、一般外科、胃・食道外科、大腸・肛門外科、肝・胆・膵外科、血管外科、乳腺・内分泌外科、人工臓器・移植外科、心臓外科、呼吸器外科、脳神経外科、麻酔科・痛みセンター、泌尿器科・男性科、女性外科、皮膚科、眼科、整形外科・脊椎外科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、リハビリテーション科、形成外科・美容外科、口腔顎顔面外科・矯正歯科、小児科、小児外科、女性診療科・産科、精神神経科、放射線科、救急科、病理診断科 |
所在地 | 東京都文京区本郷7-3-1 |
診療時間 | 月~金8:30~17:00(原則予約制) |
休診日 | 土日・祝祭日 |
電話番号 | 03-3815-5411 |
駐車場の有無 | あり(台数は不明) |
URL | https://www.h.u-tokyo.ac.jp/ |
がんの方の生活の質を高めるための「緩和ケア」について紹介しているサイトです。主治医に「治療がない」と言われた方でも受けられる可能性がある治療についてもまとめています。